●引手がはまらなかった…。と、ならないために。
【見た目だけで決める前に、必ず確認しておきたいポイント】

底の形は同じ『丸』でも、大きさが合わずはまらない引手の図
【見た目だけで決める前に、必ず確認しておきたいポイント】

底の形は同じ『丸』でも、大きさが合わずはまらない引手の図
襖(ふすま)の引手は、開け閉めのための実用的な部品であると同時に、襖全体の印象を左右する装飾的な役割も担っています。
襖の張り替えやリメイクの際に、引手も一緒に交換することで、空間の雰囲気を大きく変えることができます。
ただし、見た目の好みだけで引手を選んでしまうと、
「引手がはまらない」「サイズが合わなかった」
といった失敗につながることも少なくありません。
そこでこちらでは、「引手の底の形とサイズ」に注目して、失敗しない引手の選び方をご紹介いたします。
●【引手の交換時に必ず確認したいこと】
襖の引手は、襖本体に開けられた引手用の穴にはめ込んで固定されます(釘やボンドで留めるのが一般的です)。
つまり、「引手を差し込む穴の形とサイズ」に合っていないと、取り付けができません。

ふすま本体に開いた、『引手穴』

引手穴の寸法(サイズ)

ふすま本体に開いた、『引手穴』

引手穴の寸法(サイズ)
1、【引手の底の“形”には種類があります】
引手の底の形状には、主に以下の3種類があります
・丸底(まるぞこ):円形で、最も一般的。多くの住宅の襖に使用されています。
・角底(かくぞこ):四角形(正方形)で、丸底に比べると数は少なめですが、古い襖や地域によって使用されることがあります。

・特殊形状:楕円形やひょうたん型など、装飾性の高い引手に多く見られます。ただし、これらは既存の襖穴に合わない場合が多いため、交換には注意が必要です。
2、【必ず引手を“外して”確認しましょう】
引手の形やサイズは、上から見ただけでは正確に分かりません。
これは、以下の理由によります:
●うっかり間違い1
・上から見える内側のサイズ(内径)を計ってしまった。
実際には上から見た内側のサイズと、実際の底のサイズ(外径)が異なる場合が多いです。

上からの寸法は、59.4mmですが……

本当の底寸法は61mmでした。
実際には上から見た内側のサイズと、実際の底のサイズ(外径)が異なる場合が多いです。
上からの寸法は、59.4mmですが……
本当の底寸法は61mmでした。
●うっかり間違い2
・上からは角に見えても、裏から見ると丸形だった…という可能性もある。(東角(あずまかく)と呼ばれる引手です)

表から見ると『角』に見えますが……

本当の底の形は『丸』でした。
表から見ると『角』に見えますが……
本当の底の形は『丸』でした。
正確な確認のためには、現在の引手を一度外して、裏側の形とサイズをチェックすることが大切です。
【大きさの単位 寸、分について】
ちなみに、ふすまの引手の大きさはミリ(mm)で記載されていることもありますが、寸(すん)や分(ぶ)で記載されていることもあります。
1寸6分(約49mm)や、2寸(約60mm)が、現在使用されている引手の代表的な大きさですが、まれにこれ以外の大きさのものが使用されている場合もあります。
(※1寸:3.03cm、1分:3.03mm)
●【まとめ:ぴったり合うかどうかを最優先に】
見た目が気に入った引手であっても、まずは今の襖に合うかどうかをしっかり確認しましょう。
特にオンラインで購入される場合は、ふすま引手を裏から見た際の
・「底の形」
・「寸法」
が、取り付けたいふすまの穴と一致しているかどうかを、必ずご確認ください。
特にオンラインで購入される場合は、ふすま引手を裏から見た際の
・「底の形」
・「寸法」
が、取り付けたいふすまの穴と一致しているかどうかを、必ずご確認ください。
大きさ、形がぴったり合う引手を見つけて、楽しいふすまのある生活をどうぞ。
ふすま引手は、こちらのネットショップでも販売中です。
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