弊社ではふすま用の縁(椽)として、複数の種類のふすま用縁(枠)の取り扱いがございます。
※本来は『ふち』にあてる漢字として『縁』ではなく『椽(たるき)』が伝統的に使用されますが、本ホームページ上では、より一般的に認識されている『縁』を主な表記として使用しています。
縁の呼称(呼び方)や規格(太さなど)には地域等により違いがある場合がございます。ご注意ください。
以下に弊社で取り扱いをしている各縁の使用部位ごとの呼称、およびそれぞれのおおよその寸法(太さ)を記載いたします。

●立桟(たてざん)
・マス:引き違いなどのふすまの引手側の立桟として使用します。

おおよそ6分5厘(約19mm)×6分5厘 ※1分:約3.03mm
・出合(であい):2本引きのふすまなどの、ふすまとふすまが前後に重なる部分(引手と反対側)の立桟として使用します。

上記のマスよりも見込(奥行方向の太さ)が太くなっており、三七溝に使用する3/7出合と、五七溝に使用する5/7出合の取り扱いがあります。
3/7出合はおおよそ6分5厘×7分5厘、より太い5/7出合はおおよそ6分5厘×8分5厘です。
・召(めし):4本引きの中心や、2本開きなどのように、2本の立桟が突きつけになる部分の隙間を見せないため使用する立桟です。

召し合わせ、定木(じょうぎ)とも呼んでいます。
おおよそマスと同じく6分5厘×6分5厘ですが、隙間を見せないための出っ張り(召板)がついています。
正面から見て右側のふすま(右から2番目のふすま)の引手側(左側)につけるのが一般的です。
●横桟(よこざん)
・上桟(かみざん):ふすまの上部に使用する横桟です。単に上(かみ)とも呼びます。

弊社取り扱いの上桟は見付き(正面方向から見た太さ)がおおよそ1寸(約30mm)で、下桟よりも2分(約6mm)ほど太くなっています。
・下桟(しもざん):ふすまの下部や開きに使用する横桟です。単に下(しも)とも呼びます。

上記の上桟よりも細く、見付きがおおよそ8分(約24mm)です。
※横桟は特に地域によって寸法(太さ)が異なる場合がございます。
弊社取り扱いのものと、現在お使いのもの(ご希望されるもの)の寸法が同一であるか、今一度ご注意くださいませ。
(取り扱い一例として)
近年人気の木目調のシールを貼った『ラッピング縁』、
ネオラップ302、304、305
木目を生かした『生地縁』、
エンゲルススプルス、ラワン(ラッカー塗)
カシューなどの塗料を塗った『塗り縁』
カシュー、カシュー艶消し、ウルミカシュー
基本的には上記のどの縁も、裏面が両面テープになっている『戸襖(とぶすま)用のシール縁』もご用意しております。