障子の黄ばみを落とすには

障子の黄ばみは大根で落とせる?

ふと気が付いたら障子紙が黄ばんでいた、なんてことはないでしょうか?

黄ばんだ障子紙

そんな時は先人の知恵というか、やや応急的な療法になりますが、
実は大根で障子紙の黄ばみを落とすという方法があります。


手順は以下の通りです。
1.大根をおろし金でおろす
2.おろした絞汁を布巾で濾し、汁のみの状態にする
3.濾した絞汁をスポンジなどに染み込ませ、撫でるように黄ばんだ部分を拭く


たったこれだけで、黄ばんだ障子紙の白さを取り戻せるかもしれません。


※なお、大根に含まれるジアスターゼという酵素には、デンプンを分解する働きがあります。
そのためデンプン糊が付いている桟周りに絞汁を塗布すると、糊の成分が分解され障子が剥がれやすくなる可能性があります。お試しの際はご注意下さい。



『和紙とは』の原因物質リグニン>>の項でも触れていますが、障子紙が経年で黄ばんでくるのには、障子紙に含まれるリグニンが関係しています。

長時間リグニンが紫外線や酸素に曝されることで、酸化による黄ばみや劣化の原因となります。
ここに大根の汁に含まれるアスコルビン酸(ビタミンC)を加えることで、アスコルビン酸が還元剤の役割を果たすため、障子が白さを取り戻す、というわけです。

とはいえ、これは応急的な方法に過ぎません。
見た目には白くなったようでも、経年により繊維は劣化し、保温性や調湿性は衰えているものです。本来は3年以内くらいを目途に張替えをすることが推奨されます。

この機会にプロの職人さんに張替えを依頼>>してみてはいかがでしょうか。




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