障子の大敵?窓の結露を防ぐには

窓の結露は食器用洗剤で防止できる?

ふと気が付くとこんなことはありませんか?
『窓の結露』です。



結露した窓


結露はカビの原因になるだけではなく、窓際に面した障子にとっても大敵となります。
化繊を使用した丈夫で縮む力が強い障子紙だと、特にこの結露の影響を受けて剥がれやすくなることが懸念されます。
これは結露で湿った障子紙が、朝日を受けて急激に乾燥することが原因の一つだと考えられます。


そんな厄介な窓の結露の防止策として、ご家庭でも簡単に実践できる方法があります。
それが『食器用洗剤(中性洗剤)を窓に塗布する』です。

方法は以下の通りです。

1.窓(アルミ桟含む)をきれいに拭き、汚れを落とす
    (この時にアルコールを吹き付けるとカビ予防にもなります)

2.窓の水気を取ったあと、食器用洗剤を綺麗な布などで窓とアルミ桟に薄く塗る


これだけで、窓が結露しにくくなります。
効果は環境にもよりますが、数日~1週間程度持続します。
これは、食器用洗剤に含まれる界面活性剤の作用により、ガラス表面の水分が水滴のように一塊にならず薄い膜となることで、早く乾燥するためと言われています。

ホームセンターなどでは結露防止のスプレー剤や断熱シートなどもありますが、こちらはご家庭で特別な用意も無くすぐに試せる方法としてご活用ください。
 


また、上でも述べましたが、結露しやすい窓際などでは、いわゆるプラスティック障子紙は剥がれやすくなることが懸念されます。
プラスティック障子紙は化学繊維を多く含み、経年劣化に強く、物理的にも丈夫になる半面、引きの強さや糊の粘着の違いなどから一般的な障子紙よりも剥がれやすい性質があります。

それを補うために、張る際にはボンドや両面テープを必要とするものが多く、次の張替えの際に障子の桟を傷めてしまう恐れがあります。

そこで弊社がおすすめするのが、和紙のような風合いを持つ、破裂強度4倍の丈夫な障子紙『ジャストロン』です。
このジャストロンは成分が通常の障子紙に近く、伸縮が穏やかで剥がれにくいため、ボンドを混ぜず糊だけで施工することができるのが特徴です。

丈夫な障子紙を初めて張る、という方には特におすすめです。


成分:パルプ60%、レーヨン他40%
寸法:95cm×60m巻

●無地は巾広(130cm×30m巻)も取り扱いしております。


ジャストロン 30m巻 各種』は、こちらのネットショップからご購入いただけます。
ネットショップでのご注文で、1本からでも、全国送料無料で発送いたします。


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そもそも結露とは?結露の原因と対策

結露は湿った暖かい空気が冷やされることで発生し、水滴が付くのは常に暖かい側です。
結露が発生する仕組みとして『飽和水蒸気量』が重要になります。


空気は温度ごとに、水蒸気として含むことができる水の量の上限(飽和水蒸気量)が決まっており、冷たい空気(温度が低い)ほどその量の上限は少なく、暖かい空気(温度が高い)ほど多くの水蒸気を含むことができます。

もし何らかの理由で空気の温度が下がり、空気中の水蒸気量が飽和水蒸気量を超えた場合は、その上回った分が水滴として現れます。

窓際の例では、室内と室外の境界において、室内の暖かい空気は、冷たい外気に冷やされた窓ガラスによって温度が下がります。温度が下がったことで飽和水蒸気量が減少し、それまで室内に水蒸気として存在していたものが、水滴として窓に現れた……ということです。

同様に、窓だけでなく通気性の少ないプラスティック障子紙でも、内外の温度差が激しいと結露を起こす可能性があります。


そのため、結露対策としては上記の洗剤使用以外にも

●室内の空気が冷えないよう、外の冷気が伝わらないようにする
……断熱シートの利用
●室内の空気が冷えても、水蒸気量が飽和水蒸気量を上回らないように室内の湿度を調整する
……こまめな換気、除湿
といったことも考えられます。


因みに、良く天気予報などで耳にする『湿度』は、
湿度(%)={空気中に含まれる水蒸気量(g/㎡)/その気温の飽和水蒸気量(g/㎡)}×100

というその気温に対しての相対的なものであるため、湿度(%)が高いと、必ずしも空気中に含まれる水蒸気の量が多い……というわけではありません。

また、湿度100%と聞くと水の中をイメージされる方もいるかもしれませんが、湿度はあくまでも『空気中に含まれる』水蒸気量が前提なので、水中にはそもそも湿度という概念がありません。

湿度100%という状態は、雲の中もしくは濃霧が立ち込めている状態とイメージして頂ければよいかと思います。
「空気中にこれ以上水蒸気が存在できない」状態なので、洗濯物を干しても乾くことはありません。


以上、本筋からは少し離れましたが、結露の仕組みと湿度についてでした。


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