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ウェブサイト(HP)管理者のつぶやき

HPをご覧頂き、ありがとうございます

はじめまして、もしくは日々お世話になっております。
本ホームページの更新、管理を担当しております、(株)水戸紙店の長谷川と申します。

サイト管理者 長谷川です

顔の良し悪しはともかく、恐らく思ったより若いなと思われたのではないでしょうか。
実際、まだこの業界に入って数年で、日々多くの方々から勉強をさせてもらっています。

そんな中で自分自身の勉強も兼ねて行っていたホームページ作成ですが、おかげさまで『岐阜 障子紙』や『岐阜 襖張り替え』などの検索ワードでも上位に来るまでになりました。
たくさんの方の目に触れることで、一人でも多くの方に興味を持って頂けると嬉しいです。

これからも、より分かりやすく役に立つホームページを目指して、
最低でも毎月1回はなにかしらの更新を目標に、日々ネタを探しと勉強をしていきます。



微力ではありますが、襖や障子などの伝統的文化の普及や情報の発信に少しでも貢献できたら幸いです。
商品のこと、張替えの依頼のことなど、お気軽にお問い合わせください。

『ホームページ見ました』の一言が活力になりますので




2019.02.15

先日……と言っても二か月ほど前になりますが、正月に実家に帰省した際に、障子紙を張り替えてきました。

障子があるのは結露の恐れがある窓際。使用したのは『ジャストロン無地』です。
丈夫でありながら、障子紙本来の機能を損なわないという、個人的にも一押しの商品です。

と、一丁前に言っていますが障子紙を張り替えるのは人生でこれが初めてです。
初めての人間が障子の張り替えをするとどうなるか…身をもってご紹介します。

途中、紙じゃくりの中を切ってしまったり、塊になった糊を取り除こうとした際に乾きかけてきた障子紙を剥がしてしまったり……と、作業は難航。
たった2枚の張替えでしたが、乾燥の時間を除いても結局、3時間程かかってしまいました。

苦心の末張り替えた障子がこちらです。




いかがでしょうか?
よく見ると桟に糊の塊が残ってしまっていたり、霧吹きをして日光に当てればピンと張りますが、特に上部にたるみが出てしまっています。(湿気でたるんでいるわけではありません)


また、目に見えない部分でも気になる点が……。
私も含めてですが、障子を張り替え慣れていない方は『障子紙が剥がれてこないように』と、とにかく濃い糊で張ってしまいがちです。
すると数年後、次の張替えで剥がす際に大変なだけでなく、紙と一緒に桟の皮がめくれてしまい、結果として障子自体の寿命を縮めてしまう……ということにもなりかねません。
ましてやボンドや両面テープで張ったものであればなおさらです。

今回は糊だけの施工ですがかなり濃くしてしまっています。その結果がどう影響するかということは次の張替えで剥がしてみるまでわかりませんが、『手の施しようがなくなってから泣きつかれた』という職人さんの話も耳にします。


自分で張り替えるというのも一つの方法ですが、可能であれば『餅は餅屋。張替えはプロの職人さんに』をおすすめ致します。





2019.03.22

あくまで参考程度ですが障子紙の強さという点で、こんな実験をしてみました。


障子紙を写真のように一定の大きさ(長さ10cm,幅1.5cm)にカットしサンプルとしました。


サンプルには力が一点に集中するように中心に穴をあけています。

このサンプルにばねばかりを付けて引っ張り負荷をかけていき、サンプルが千切れた際にかかっていた力(最大張力(kg))を測定しました。なお、サンプルは繊維に対して垂直にちぎる方向と繊維に対して平行にちぎる方向それぞれで、各4回測定を行いその平均値を算出しました。

測定した障子紙は、パルプ60%の一般的な障子紙『ヨシロン』、そして上記でも紹介した丈夫な障子紙『ジャストロン』です。
比較対象として身近な紙の代表、新聞紙とコピー用紙を測定しています。

その結果がこちらです。



どのサンプルも繊維を垂直に分断しようとする方向の力に対してより強く、その最大耐久張力の平均は

新聞紙:1.33㎏
コピー用紙:2.53㎏
ヨシロン:1.93㎏
ジャストロン:3.84㎏  でした。

本実験においては、ジャストロンは一般的な障子紙であるヨシロンの約2倍ほど引っ張る力に対して強いという結果が出ました。
この実験では新聞紙・コピー用紙といった洋紙と障子紙(ヨシロン)では差が見られませんでしたが、サンプルを濡らした状態で行った実験では、顕著な差が見られました。


こちらはサンプルを水につけ、濡れた状態で測定を行っています。


より強かった繊維を垂直に分断しようとする方向の最大耐久張力の平均は、
新聞紙:10g
コピー用紙:66g
ヨシロン:410g  でした。

※これらは今回の実験結果を示したものであり、すべての状況においての効果を保証するものではありません。ご了承下さい。

紙である以上、濡れると強度が著しく低下することは避けられませんが、それでも乾燥時には同程度であった新聞紙・コピー用紙と障子紙とでは耐久張力に大きな差が見られました。

障子を張り替えた後、ピンと張らせるために霧吹きで湿らせるという光景や、張替の際に水で濡らしてもちぎれずに奇麗に剥がせるのも、障子紙のこう言った特性があればこそかもしれませんね。

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